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邦画

香川照之の異常な怖さを堪能できる「クリーピー 偽りの隣人」の感想

2017/09/03

西島秀俊主演「クリーピー 偽りの隣人」を鑑賞しました。

「クリーピー 偽りの隣人」は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作の 前川裕著「クリーピー」を原作とした作品です。監督は黒沢清。

黒沢清監督は黒澤明監督と血縁関係があるのではと検索でよく出てきますが、親族関係は無く赤の他人との事です。映画監督というカテゴリーでクロサワと言えば黒澤明の名前があまりにビッグネーム過ぎて勘ぐられてしまうのは、面倒くさいだろうなと思ってしまいます。

※この感想には割とネタバレを含んでいます。

 

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Filmarks 採点

★3.0

作品のあらすじ

刑事から犯罪心理学者に転身した高倉(西島秀俊)はある日、以前の同僚野上(東出昌大)から6年前の一家失踪事件の分析を頼まれる。だが、たった一人の生存者である長女の早紀(川口春奈)の記憶の糸をたぐっても、依然事件の真相は謎に包まれていた。一方、高倉が妻(竹内結子)と一緒に転居した先の隣人は、どこか捉えどころがなく……。
クリーピー 偽りの隣人
上映日:2016年06月18日
製作国:日本 / 上映時間:130分

 

作品の感想

全体的な印象としては伏線の回収が曖昧な作品でした。

ストーリーの流れ的にポイントとなる注射器に入っている薬が何なのだろうと思ったり、香川照之扮する犯人が占拠した家に防音施設を完備したような監禁部屋があるのはなぜなのだろうと思ったり、日本の警察が単独でグイグイと操作するかなと思ったりと曖昧な点が多数ありました。

そのポイントが気になってストーリーに追いつけなくなりそうになりましたが、名優・香川照之のサイコパスな演技で最後まで作品を楽しむことが出来ました。

 

悪役・香川照之の凄さ

20161204-02 20161204-03香川照之の悪役作品は数あれど、この作品の香川照之は完全にイってます。意図が判らない怖さです、作品中にも出てきますがサイコパスという言葉が一番適切でしょう。Wikipediaでのサイコパスの説明を引用しますが、犯罪心理学者のロバート・D・ヘアはサイコパスを以下のように定義してます。

  • 良心が異常に欠如している
  • 他者に冷淡で共感しない
  • 慢性的に平然と嘘をつく
  • 行動に対する責任が全く取れない
  • 罪悪感が皆無
  • 自尊心が過大で自己中心的
  • 口が達者で表面は魅力的

まさに、このすべてが当てはまる演技です。表情の移り変わりが怖すぎます。

キャストが豪華だから、ついつい大作なのだろうと身構えて鑑賞しましたが、B級サスペンスホラー的なジャンルだと思えばグロさとドキドキ感も適度で楽しめる作品でした。

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